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【28年ぶり】甲子園出場 国学院久我山高校野球部 選手、尾崎監督とは?

28年ぶり甲子園出場を決めました、国学院久我山。
監督はなんと!高校の先生では、若い29歳。
群雄割拠の東京地区を勝ち抜いた、国学院久我山高校はどういう高校なんでしょうか?

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28年ぶり甲子園出場!!国学院久我山高等学校はどのような選手たちがいるチームなのでしょうか。

絶対的エース:1番 高下耀介 3年 (國學院久我山中学出身)が大黒柱。
メンバーの20人中5人が国学院久我山中学校出身。
20人中17名が 中学校の部活動ではなく、『ボーイズ』か『リトルシニア』出身選手です。
メンバーの出身地は、神奈川県3名、千葉県2名、そのほかの選手は東京出身です。
3年生が20人中17人。それ以外は1年生です。

 エース 高下耀介の強みとは?

身長188センチ から振り下ろされる長い手が強みになっており、打者の手前でポップするのが打者の目をかく乱いたします。
更に、高身長というと メジャーで活躍が目覚ましい 『ダルビッシュ有』選手や『大谷 翔平』選手、『田中 将大』選手の様に球速がとてつもなく早いというのが、印象的ですが、
高下選手は、135キロと高校球児の並みの球速といったところでしょう。
しかし、なぜ、東京都代表の切符を獲得したかというと球速ではなく、コントロールがずば抜けていいところが強みなんですね。

 もう一人の注目選手 宮崎 恭輔選手とは

今年の甲子園出場を決定づけたといっても過言ではない選手が 宮崎 恭輔選手です。
創価高校との決勝戦 初回から右前打で神山選手を一気に生還させ、幸先よく先制点を挙げます。
続いて2-2で迎えた9回にも見事仕事をこなします。
宮﨑選手は中前適時打でリードを2点に広げる活躍をしました。
甲子園でもブンブン振り回してくれる安心して期待できる『不動の4番』です。

勝利の要因は ゴミ拾い?!

西東京大会 決勝 逆転に貢献した岡田和也外野手は試合後にこのように振り返っています。
活躍の要因は?と聞かれ、『ゴミ拾いです』と即答したそうです。
『ごみが落ちていたら絶対に拾う、ぎりぎりの戦いにミスする気がするので』と答えてました。
こういう積み重ねが大一番の大事な時に心の支えとなって、本来の実力が発揮できるんですよね。
頭でわかっていても。。。振り返ってみたらできてなかった。。
本当に小さなことかもしれませんが、尾崎直樹監督の教えは生徒たち、選手たちに届いていたんですね。指導者冥利に尽きる美談です。

29歳 尾崎直樹監督とは??

暑い夏、更に熱い気持ちにしてくれるのが、<甲子園>です。
よく取材を受けている監督を思いだしてみると、名伯楽といいますか、そこの高校の名監督になっており、味がでている監督が多いですよね。
今回のヒーローは若干29歳です。
28年も甲子園へ出場していなかった高校をどのように強くしたのでしょうか。

尾崎直樹監督の経歴は?

高校より国学院久我山高校へ入学。
スポーツ推薦で入学しておりますが、怪我に悩まされ(主に腰と肩)高校2年生の途中から主務兼学生コーチを始めたそうです。

高校卒業後、進学先の國學院大學では野球部に所属せず、継続して大学生でもコーチを務めます。
その後、教員免許を取得し、母校国学院久我山高校へ、教員として採用されると、見事監督として舞い戻って参ります。

それが2013年の8月の出来事です。
甲子園出場が2019年8月。 丸6年で甲子園28年ぶり復活の高校の監督として甲子園の地に立ちます。
もちろん、自分の代でも立ったことが無いので、感慨深いでしょう。
むしろ、尾崎監督が生まれた年かもしれませんね。笑

ただ、このように話してきましたが、高校2年生の時から国学院久我山野球部に指導者として関ってきてるので、計10年以上は携わってきているのがわかります。

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 尾崎監督の指導方法は?

尾崎監督が監督へ就任し、一番に着手した点が選手たちの目線に立つことでした。
選手と監督という立場は知らず知らずのうちに見えない、壁を作っています。
その壁が成長を止めている。
自分が学生の時の高良監督は、全員に話かけて選手を気に掛けることで選手との距離を縮めてきたそうです。
自分自身もその様な存在になり、チームを甲子園へ導くことを考えたのでしょう。
練習の時は選手と行い、試合の時は選手と声を出す。
こういう一つ一つが選手の心に伝わったのは言うまでもありません。

文武両道の中で・・・

國學院久我山高校といえば、言わずも知れた難関校です。
偏差値は71です。
高校自体が文武両道を掲げえているため、部活動の制限もかなり厳しいのが現実です。
遠方から来る選手もいるので、朝練習は原則なし。
部活動の時間も春から秋までは19:00くらいまで。
冬になってしまうと17:45までになります。

この時間の中でスキルを磨くっていうのはなかなか至難の業です。
尾崎監督はそんな中、選手主導の『考える野球』を心掛けさせます。

どういう選手になりたいのか?どういうプレーがしたいのか?
その為に自分が必要なスキル、練習は何なのか?そこが明確になってきている為、時間が短くても濃い練習をし、成長することが出来るのです。

卒業生には、慶応大学や東京大学、六大学野球で活躍している選手もいます。
練習時間が短いから勝てないっていうのが言い訳だということを証明してくれたのが、国学院久我山高校の野球部の選手たちです。

これから快進撃を始める、国学院久我山の球児たち。
全く目が離せませんね。

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